アンダーソン君のコート映画が始まって早々、笑撃の場面にわたしは遭遇した。こんな場面である。 リアルワールドで超能力を使い、力尽きたアンダーソン君は、精神がマトリックスとマシン世界との境の駅に引っ掛ってしまう。
このシーンは何らかの原因で大幅に撮り直したのではあるまいか。例えばこんな事が考えられる。
例の詰襟コートは、若い頃ホッケー部に属しその実力と容貌とから「壁」呼ばわりされた逞しい男・キアヌ・リーブスを、ムリヤリジャパニメーションのキャラのように痩せさせて着せたものである。ちょっとスケジュールに間違いがあり、リーブスの体型が正常に戻れば、もう着られまい。*1 更に言えば、このあとアンダーソン君が駅を脱出しようとして走る場面も変だった。真横から映され、どたばたと走る彼の姿は、どこでも「ドリフ」と揶揄されている。アンダーソン君本人ばかりか、駅のセットの方も急造で、真横からしか撮れないようなセットだったのか。 ■ *1:ここら辺は想像逞しくし過ぎました。あとでよく確認してみた結果、このときのアンダーソン君の服装は第1作でオラクルに初めて会った時のおめかしアンダーソン君に似ている事が判りました。上着の長さは違いますが、かっちりした襟元は似ています。それが何かと聞かれても、現時点ではお答えできませんが。
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